日本イオン株式会社

プール、お風呂、池・噴水における、
トリハロメタンの危険性と対策提案

 

《トリハロメタンはどうして発生するのか》
 水道水の浄水処理過程での塩素消毒による副生成物としてトリハロメタン(別名;有機
塩素化合物)は発生します。塩素は浄水場で消毒のために添加されますが、それ自体は水
中の細菌の発生増殖を防止する効果があるものの、塩素を添加したことによって有害なト
リハロメタンが生成されてしまうのです。各家庭へ送られる水道管の途中でも原水に含ま
れるフミン質(動物の死骸)と塩素が化合してトリハロメタンが生成します。なお、有機
汚濁の進んだ河川から取水した水道水ほどトリハロメタンの発生が多くなります。

《トリハロメタンの危険性》
 トリハロメタンの含まれた水道水を飲用したり、揮発したトリハロメタンを人が吸い込
むと、トリハロメタンは人体に入り、腸壁から吸収されて脂肪の多いところに入り込みま
す。トリハロメタンは脂肪に溶けやすく、なかなか排泄されません。それらは体内に蓄積
され、濃縮されていくのです。
 トリハロメタンは、1974年11月にアメリカのロバート・ハリス氏により発癌物質
であると明らかにされ、動物実験では、体重1Kgについてトリハロメタンの量が3mgを越
えると、発ガン率が50%以上になるという結果がでています。
 なお、トリハロメタンとは、クロロホルム・ジブロムクロロメタン・ブロモホルムなど
の総称で、全てが様々な病気を引き起こす原因物質となります。

   クロロホルム      発ガン性、中枢機能低下、肝臓毒性、
               腎臓毒性、催奇形性
   ジブロモクロロメタン   催奇性、奇形をつくる性質
   ブロモジクロロメタン  発ガン性
   ブロモホルム      催奇性

このような危険性から厚生省は先進各国の基準を参考にして、日本における水道水の総ト
リハロメタンの制御目標値を100ppb(0.1ppm)と制定しました。

《プール、お風呂、池・噴水におけるトリハロメタンの危険性》
 プール、お風呂さらに池・噴水の殺菌殺藻のために、日常的に安易に添加されている
塩素剤(次亜塩素酸ソーダなど)もトリハロメタンの大きな発生源です。持ち込まれる有機
物系の汚れの多いプールやお風呂では、その有機物を処理するために多量の塩素剤が消費
されています。発生した大量のトリハロメタンは揮発して水面付近に漂い、遊泳者や入浴者
の気管へと運ばれて、健康へ影響を及ぼします。
  ドイツのDIN規格では、プール水のトリハロメタンの基準は20ppb以下と設定されて
おり、近々日本においてもこの基準を参考に、目標値が制定されることも考えられます。

《日本イオンの提案》
日本のプールでは、塩素剤を過剰に添加している傾向があり、その結果として、当社の調
べでは30〜90ppb程度のトリハロメタンが測定されております。このような日本における
現状から、トリハロメタンの発生を抑制するためには、まず不必要な過剰塩素処理を
抑制することで効果が上がります。日本イオンの 銅イオン殺藻装置や銀イオン殺菌装置を
設置することで、過剰塩素処理を抑制しトリハロメタンの発生を抑えてみてはいかがでしょうか。


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更新日: 5-2-1999