私達の身の回りには目に見えるものと見えないものがあります。その目に見えないある物を目に見えるものに変えることが科学です。さて、今回の主役は「銀」です。『銀』を道具、鑑賞ではなく、その秘めた力を見つけ出すことを実験しましょう。
1.募集テーマ (課題)
@ 食物(例ジャガイモ)の切ったものに銀溶液をかける。全くかけないものを基準に濃度
による相違を7日間観察して下さい。
※水溶液の種類を変えて実験しましょう。
A花を活けて下さい。一つは水道水、もう一つは銀溶液に活けて下さい。その銀溶液は
濃度の異なる系列を作り、水道水に活けたものを基準に濃度による相違を7日間観察
して下さい。
※水溶液の種類を変えて実験しましょう。
B植物(例朝顔、きゅうり)の病気(うどん粉病など)に侵されている葉を捜して下さい。
その葉の患部に溶液をかけてください。全くかけないものを基準に濃度による相違
を10日間観察して下さい。
※水溶液の種類を変えて実験しましょう。
(自由課題)
上記の課題以外についても、受け付けます。自分の考えた課題にチャレンジしてみよう。
『銀溶液』の作り方
電解質の溶液に電極を入れて、そこに電流を流すと、溶液中の物質
が化学反応をおこす。これを「電気分解」とよぶ。この原理を利用して
以下の方法で作って下さい。
用意するもの…ビーカー(コップ)、乾電池(9V)、銅線、銀板(事務局で用意)
電流値または電気を流す時間を変えることで濃度の異なる銀溶液を作
ることができます。
2.応募のしおり
応募資格
中学校に在籍している者で、個人またはグループ単位での応募に限ります。
登録方法
1)応募者は事前登録して下さい。(登録は無料)
2)個人の場合は個人名で、グループの場合は代表者1名が登録して下さい。
3)書式は、ここをクリックして、応募登録用紙をプリントしたものに必要事項を手書き記入して、
ファックスで送って下さい。
FAX 03-3308-3981
4)登録後に変更が生じた場合は、直ちに事務局に通知して下さい。
作品提出方法
事務局に電子メールで送りください。(郵送による受付けもします。)
応募作品
1)書き方は、「A4縦書き、横書き」を基本としますが作品により形式は問いません。
2) 実験材料、実験器具などは、原則的には各自で用意。課題により事務局で用意します
3) 実験を行っている絵や写真を入れてください。注意事項【その他】
参考にした論文、文献等は、作品の最後に記述してください。
質問は受けますので気楽に聞いて下さい。
スケジュール
登録期間:2003年7月5日〜7月31日
(上記の登録期日を過ぎても、作品受付期間に間に合う場合は、登録受付を応じる
こともできます。詳しくは事務局にご相談ください。)
作品受付期間:2003年8月25日〜9月12日
審査結果発表:2003年9月25日予定
3.入賞発表
1)審査の結果は、すべての応募者に電子メール(FAX)にて通知します。
2)受賞作品は、ホームページ上にのせ審査委員による講評を行います。
審査委員
調布市立第五中学校 | 校長 | 嶋 治行 | |
調布市立神代中学校 | 校長 | 長谷川 純一 | |
日本イオン株式会社 | 代表取締役 | 中島有二(技術士) |
先生、保護者の方へ
科学する心は、「発見、ときめき、ひらめき」がキーワードです。その気持ちを大切に守り、受け止め、又、その場を提供してあげることが必要です。
今回は身近な『銀』を使って道具という使い方ではなく使い方を考えてみたい。『銀』の今まで気がつかなかった力を確かめる意味で観察、実験をする。また、科学的なアプローチの方法、科学的なレポートの書き方を少しでも学ぶことが出来ればと考え、今回のコンテストを開催します。
主催 「夏休み エコテック実験隊」実行本部
金属の不思議発見 実験コンテスト(中学生部門)
後援 調布市立教育委員会
事務局 日本イオン株式会社 東京都調布市緑ヶ丘2-60-8
TEL 03-3308-3911 FAX 03-3308-3981
E-mail info2@ion-net.co.jp
URL http://www.ion-net.co.jp/school/school_index.htm
担当者:中根 豊
* 応募作品の著作権などは、応募者に帰属しますが、作品の扱いについては、事務局の広報に使用できるものとします。